スカイフィッシュのお話

http://homepage1.nifty.com/kasatosi/column119.html
たまたま身近で何度かスカイフィッシュの話題になったので、
なんとなくこいつの話を。
スカイフィッシュはいるよ」と知人が言うので、
「うん、いるね」と笑顔で返しました。



スカイフィッシュというのはUMA、つまりいるかいないか確認されてない動物(?)*1の一つで、
棒に半透明のひらひらがついた30cm〜1mくらいの生き物。
ビデオカメラによくうつってて、スロー再生で発見できるらしいです。
世界のあちこちにいるらしいです。
300km/h*2という明らかにありえない速さで飛ぶんだそうです。
他にも壁に当たるとすっと消えるやら、
色々と笑える、いや興味深い特徴があります。
とことん胡散臭い香りを放つ彼らですから、
当然「宇宙から来たんだ!」なんて言う素っ頓狂な意見もあります。


では本題。
すでに紹介したURLで科学的に検証してあるので、ちょっと端折って説明。
まずは結論から。
「世間で言われているスカイフィッシュは、ハエなどをモーションブラー*3で誤認したもの」*4
そもそも、「カメラでのスロー再生で発見」が曲者で、
「通常の再生あるいは肉眼でのちゃんとした発見例」がないと言うのは
冷静に考えると、非常にヘンです。
よくよく考えると30cm〜1mの物体が庭先で300km/hで飛んでた日には、
何かしら庭が大変な事になってそうな気が。*5
それが世界中であるのだから、由々しき事態です(笑)。
いや、それどころか、そもそもおちおちカメラで撮影でしてられないような、
極地的な強風*6が吹きすさぶ気が。
とりあえず、
そんなものが実在するなら、いちいちカメラなんか用意しなくても気付くだろ
とまずツッコミたい。


で、ここまで完全否定しときながら、なんで冒頭の受け答えをしたかというと、
冒頭のとは別の知人とスカイフィッシュの話題になった時に、
スカイフィッシュの正体はどうやらハエらしい」と伝えたところ、
じゃあ「これからハエをスカイフィッシュと呼ぼう」という話でまとまったからだったり。

*1:ビックフットとか

*2:なんとあのハヤブサ並ですぜ?

*3:残像みたいにぶれてる現象

*4:全部が全部とは言い切りません。でもやっぱり全部でしょうが

*5:少なくとも庭でハヤブサが唸るような速さで飛んでたら困るし

*6:正確には、移動する物体の至近距離の乱気流によるもの。流体力学は知らないから良く分からない