またまたヤの字の話

この前、また例の大阪の親友に会ったので、そのときにしてもらった話を。
先に言っておきます、ノンフィクションです。


とある深夜に、なんだか外が騒がしくって、「事故やっ」って思って降りてみると、
例のヤクザなちゃんこ屋のおっさんもといオジサマが、
いかがわしいチラシをポストに突っ込みに来た兄ちゃんにからんでました。
むしろ既に土下座しながら叩かれたり、蹴られたりしてます。
得物は片手に持った一升瓶。しかも割れております。
ある意味事故ですよね。
で、そそくさと帰ろうとしたらしいんですが、
オジサマは目もいいらしく、
「お前もこいつをシバキにきたんか」
などと恐ろしいことを言い放ったわけですよ。
ヤクザの友は半ばヤクザのようです。


「自分、ゴミ捨てに来ただけなんで」
と機転を利かせたウソをいったわけですが*1
「遠慮すんなや」
と別にいらない気を使ってもらって引き止められます。
んで、適当にごまかしつつ、時間を稼いでるうちに、
兄ちゃんのポケットにあった鍵で、ぐりぐり。
で、割と流血。
「いくら回してもエンジンかかれへんで」
とはさすがにつっこめず、
「それ以上やったら警察来たとき厄介だから…」
見たいな事いって何とかなだめます。
で、そのスキに車に飛び乗って兄ちゃんは逃げようとするわけですが、
それに気付き、激昂したオジサマたちが、
あるべきところに刺された鍵が回って、エンジンがかかるまでの間に、車をボコボコに。
さながらストIIのボーナスステージのようであります。
エンジンかかって発車するまでの短時間に、
バンパーを破壊し、ほとんど外れていたらしい。恐るべきキック力。
「オラァー」とか勇壮な掛け声とともに車をものすごい勢いで追いかけ、
距離が開いてしまったら執念深く石を投げてました。
一体何が彼らをここまで掻き立てるのか。

という話でした。
ほとんど映画のワンシーンですね。怖い怖い。


来年で就職して、わが親友は彼らとの接点はなくなるわけですが、
ギリギリの2月まで、専属ドライバーを続けさせられるらしいです。
何で、そんなところに住んでしまったのやら…。

*1:もちろん善良な日本国民としての、正しき判断