万博話その2・地獄のパビリオンまわり

※万博のネタバレを含みます。これから行こうって人は見ないほうがいいかも
それにしてもこんな文章を書くのは修学旅行以来だなぁ。




前日の若手芸人ばりの過酷な移動から申し訳程度の休息を取ります。
万博会場入り口は当然のように混むので、早起き*1をしなければなりません。
長々と朝寝の自堕落生活を送っていた人間にはそれはあまりにも過酷な事です。
早朝特有の異常に低いテンションの中、名古屋→万博八草→万博会場*2と、
またしても乗り換えをしながらの旅になります。
いつになったら乗り換えから開放されるのか…。
なお、電車の中は超満員だったのは言うまでも無いです。
何でこんな平日の、しかも台風がかすめていった日にこんなに人がいるんだろう?
そんな泣き事をつぶやきながらも万博会場の北ゲートに到着。
で、想像通り黒山の人だかり。多分これでも少ないほうなんでしょう。
1時間ほど待って、割とシンプルな持ち物検査を受けてめでたく入場できました。


で、まずは東南アジアのパビリオンを巡っていきました。
最初に向かったシンガポールのスコール実体験*3にビビリながらも、どんどん巡ります。
皆混むところに殺到しているらしく、さくっと見れる系のパビリオン*4は待ち時間0分。
途中に立ち寄ったフィリピン館のカラマンシージュース*5がなかなか美味しかったです。
もし近くを立ち寄ったなら飲んでみるといいです。比較的安いし。

カンボジアかどっかの寺院の模型。寄ってみると…

↑何故かお金が。このお金はいずこへ?


あらかた東南アジアはめぐったので、
目玉となるパビリオンの多いヨーロッパの方面に行ってみました。
やはりすごい人だかり。
中に小中学生っぽいのがちらほら。多分修学旅行なんだろうなぁ。
…もう修学旅行なんて行けないんだろうなぁ、と感傷に軽く浸りつつも、
やはり空いている所を狙って行きます。
ドイツの混み方なんて異常で、ついに行けなかったです。
後々話を聞いたらすごくいいらしく、行けなかった事をすごく後悔してます。
この日ヨーロッパで面白かったのはヨルダンの死海のパビリオン。
朝早く行っておけば死海直送の水に入れます。
ただその様子を他の見学者に見られるのでそこんとこ注意です*6
なお、私は普通に見学者側の立場でした。
死海の塩を売ってて、風呂に入れると美肌効果のある塩なんかもあったです。
野郎には必要ないので、興味深そうに見つめるだけで外に出ました。


その後アフリカの方面へとふらふら歩き出します。
が、既に足は限界。非常にトロイ移動に。
しかも食事をとってなかったので、ここで食事に。
チュニジアのクスクス*7という料理を食べました。
チュニジアは、日本が前回のワールドカップで相手にした国で、
当時ニュースステーションのキャスターだった久米さんが、
何故か相手国偵察の名目のチュニジア旅行をしていた時に
このクスクスを美味しそうに食べていたのが印象的だったのでちょっと知ってました。
今回食べたのはトマトを使った味付けで、食べやすいかったです。
どちらかと言うとヨーロッパ寄りな地域の料理なので、味もそんな感じでした。


その後、人でごった返すアフリカのパビリオン*8巡りなど、
限界な足を引きずり、とにかく数を稼ぎました。
あまりに数を稼ぎすぎて全く記憶に無いのが誤算です(苦笑)。
中国の楽器演奏はなかなかの聞き応えだったことだけは覚えています。

↑どこかの国の居眠り仏像(レプリカ)。有り難いものらしいがそうは見えない。


その後、もはや棒切れほどの役割しか果たしていない足に鞭を打ち、
必死に帰りました。それでもタクシーを使わないのが貧乏人の根性です。
この日の夕食は名古屋名物ひつまぶしでした。
ちゃんと1杯目は普通に食べ、2杯目は薬味を足し、3杯目はお茶漬けにして食べる、
という有名な作法を守って食べました。
ただ、この店、東京が本店の店だったので、捌き方が東京式だったのがちょっと残念。
どうせなら名古屋式のが食べたかった…。
でもなかなか美味しかったです。(高かったし)
結構有名な日本料理屋なので、このひつまぶしがテレビに紹介された事もあったらしいです。


と、まあ、長々と書いてやっと2日目が終わりました。
まだ3日目(と4日目)があるのでまた明日も長々と書きます。
この時点で既に足がボロボロ。
あとで計算してみると10時間以上立ったり歩いたりで10kmの移動。
そりゃ疲れるわ(笑)。
次の日は写真がそこそこ多いです。

*1:5時半起きだった

*2:リニモの駅

*3:傘を渡してくれますが、雨の降り方がきついのでちょっと濡れます

*4:さくっと見れないのはヨーロッパとか企業館に多い

*5:フィリピンではメジャーな、レモンっぽい味のジュース。レモンほど味がきつくなく、ゆずっぽい味といったほうがいいかも。カラマンシーをパウダーにして調味料にしたりする事もあるらしい

*6:照明が暗いし、距離があるので、顔をみられることは無いです

*7:北アフリカでポピュラーな小麦を砕いた食べ物。ソースをかけて食べるのが一般的らしい

*8:どっちかと言うと土産物屋っぽい